あいどんノート

日々疑問に思ったことや得られた知見を書きなぐります!

経済学がまとめられた本を読み進めて思った事

こんばんは。どうアウトプットするのが正解か悩んでいるふぇりです。

今日は「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」という本を昨日から読み進めていたのですが、そこで面白いなと思った点を書いていきたいと思います。

 

この本の初めには アダム・スミスの「国富論」について書かれており、18世紀まで経済学という概念が存在せず、経済もそこまで成長しなかったという話もとても興味深かったのですが、何より面白いと思ったのが次の点です。

 

重商主義」というざっと説明すると王が好きな商人に取引を優遇させそこから利益を取ってくる考えです。(詳しくは調べてみてください)

その考えのもと利益回収を行っていった結果、お金儲けのスコープが内側(国内等)から外側(貿易等)に向いていってしまった訳です。

 

ここで私は思った。

私が王で利益だけを求めるのであれば、従来通りの国内で農業などを行いそこから利益を吸収していれば、自閉的な社会を形成し続ける事で安定して利益を得ることができると思うためそうする。

なのに、王は貿易を奨励し、民に外の世界を教えてしまったがゆえにそれが続けられなくなった、本末転倒だ。

 

確かに、これによって貿易と商業が栄えて経済が発展したことに対して、感謝するべきことではあるのだが、経済を司る者としてやはりその時代の王は "井の中の蛙" だったのかなと思いとても面白いなと感じました。